12月4日、5日の2日間、第106回日本消化器病学会九州支部例会・第100回日本消化器内視鏡学会九州支部例会に参加しました。年に2回九州地区の消化器科医が集まり、研究や臨床の経験を発表したり意見交換を行ったりする学会です。当院からは口演で、「家族内(母娘)に発症したPBC-AIH overlap syndromeの2例」ついて、症例報告を行いました。自己免疫性肝炎(AIH)と原発性胆汁性肝硬変症(PBC)はどちらも自己免疫性の肝疾患ですが、その合併が母娘に見られた非常に稀な症例です。迅速な診断・治療の重要性についてなど、参加者の先生方から活発なご意見を頂きました。今後も臨床現場からの有益な研究発表を行っていきたいと思います。
20151210


   消化器内科部長 大森薫