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2018年01月29日

*** 誰もが主役!垣根を越えて多職種協働 ***

昨年11月、当院が大分県病院学会にて演題発表した「多職種協働による”重症度、医療・看護必要度”」。

この演題内容については、発表時もたくさんの質問をいただきましたが、後日「より詳しいお話しが聞きたい」と嬉しいご依頼を頂き、中津市の川嶌整形外科病院さんがご来院されました。

「重症度、医療・看護必要度」は、「入院患者へ提供されるべき看護の必要度」を測る指標として、名称を「看護必要度」としてスタートしました。

その後、平成26年度診療報酬改定で「重症度、医療・看護必要度」に名称が変更され、平成28年度の診療報酬改定では、評価対象の介助実施者、評価の根拠等についても大きく見直しが行われましたが、スタート時の名称から、「必要度は看護師の業務」という固定概念がありました。

当院では平成28年度の改訂を機に、より正確な評価に向け、診療情報管理室がリーダーシップをとり、院内への周知・協力を仰ぎ、多職種の協働により一定の成果につなげることが出来ました。

川嶌整形外科病院さんは、多部署がまとまり一つの目標を達成したことに深く感銘され、どうすれば多職種が一つのチームになれるのか、ぜひ現場の話を聞かせて欲しい、と病院訪問に来られました。

「チーム医療」や「地域包括ケア」の推進により、多職種連携の重要性がますます高まる中、当院でも専門職や部署の壁を越えての協働が必須となってきています。

今回の病院訪問では、診療情報管理室が中心となり、一部署だけの問題ではなく病院全体の問題であることを繰り返し説明し、理解を得て多部署を巻き込んでいった経緯や、具体的な取り組み内容をご紹介しました。

 

川嶌整形外科病院・看護部の皆さんから、「看護部の立場からとても有り難い取り組みで、同じチームとして頼もしく感じる」、という声が聞かれ、事務職の方々からは、「多部署を巻き込んで情報共有、目標達成するためのアプローチについて非常に参考になった」との感想を頂きました。

 

今回、このような情報交換の機会を頂き、私も大変良い経験になりました。今後もよりよいチーム医療の推進に向け皆で協力し、一つ一つの課題に取り組んでいきたいと思います。

 

診療情報管理室 赤野

2017年12月27日

*** コンチネンスケアのバトンを 病院から施設へ、在宅へ *** 

12月20日「これからの日本におけるコンチネンスケア」をテーマに、ユニチャーム・メンリッケ株式会社から 髙原さんを講師にお招きして、排泄ケア研修を開催しました。

まず、以前の日本で重視されていた「オムツの外にもらさない」という考え方から、オムツの重ね使用が蔓延し、褥瘡やスキントラブルが頻発していた時代があること。

その後、日本でTENA製品(オムツ)の販売が開始。販売から20年が経過して、ようやく「尊厳あるコンチネンスケア」が注目されるようになり、関心の高まりとともに、TENA製品(オムツ)を導入する施設が増えてきたそうです。

TENA製品はパッド1枚で利用できるので腰回りがもたつかず、足も自由に動かせます。また表面をドライに保つ機能があるため、スキントラブルの予防にも効果があるそうです。交換する回数も1日3~4回程度で済む※ため、患者さんの安楽とともに業務の効率化にも期待ができるとのことでした。(※交換回数には個人差有り)

高原さんの「全ての人に同じ物が合うことはないので、よりよいケアが受けられるように排泄状況に関心をよせ、病院でうまくいっていることを在宅や次の施設につなげてほしい」という言葉は、私たち医療職が果たすべき責務を指していると思います。

患者さんの心情に寄り添いながら、快適な環境を提供する義務がある専門職として、改めて役割の重要さを実感しました。

髙原さん、ご講演ありがとうございました。

3病棟主任 野尻

2017年12月22日

多職種コミュニケーションの中での学び

12/1~2に別府市で「医療マネジメント学会九州・山口連合大会」が開催されました。そこで、「院内認定口腔ケアナースの運用から見えた認定者の変化と課題について」という内容で発表を行いました。

当院では、平成26年度から院内認定制度を導入しており、現在は認定トランスファートレーナーと認定口腔ケアナースの2つの資格を運用しています。認定トランスファートレーナーのメンバーは、当院のスタッフを対象に練習会を年に数回開催しています。また、歯科衛生士は認定口腔ケアナースと、口腔ケアに関する情報交換やケア技術の確認や助言などを積極的に行っています。

このように、当院の院内認定制度は職員自身のスキルアップだけでなく、資格認定者が院内のスタッフを教育していくという相互補完関係が構築できる仕掛けになっています。今回の発表を通じて他院の認定資格制度について情報交換する事もでき、院内認定制度の更なる充実につながるヒントを得る事ができました。

また、学会ではシンポジウムや基調講演だけでなく、各病院における業務改善も多数報告されていました。印象に残ったのは、「働き方」、「人材育成」のセッションです。当院でも取り組んでいるワークライフバランスの充実には、職員の多様化するワークライフに対応してためには、「タイバーシティ&インクルージョン」という概念が必要だということでした。他にも、新人教育ではチームでの情報共有の仕掛けやラダー制度の活用など学ぶポイントが多くありました。

今回の発表した経験を活かしていき、院内認定資格制度を充実させ、職員のスキルアップが行え、患者様のケアの質の向上につながるよう取り組んでいきたいと考えます。

 

リハビリテーション部 教育課長 藤原

2017年12月14日

夜間想定~離院訓練での学び

11月28日 安全管理委員会による夜間想定の離院訓練を行いました。
病棟の夜勤スタッフが入院患者の不在確認後から、マニュアルに沿っての動きと応援者の動きを確認していきました。


病棟代行から連絡を受け本部立ち上げ、応援者による院外捜索は2名ペアになっての捜索です。


職員駐車場、病院からの道路を各々が捜索を行い、離院から35分後、無事模擬患者を発見することができました。



17時からの訓練でしたが、秋の日暮れは早く20分もすると薄暗くなり、捜索するのに懐中電灯が必要で、暗がりの中での捜索は大変だと痛感しました。



幸い、天候に恵まれ11月末にしては暖かく動きやすい状況でしたが、冬本番のこれからの離院は患者様にとりリスクが高く、危険が伴うため離院しない対応が必須です。
今回、参加した職員からの気付きや改善点を元に、離院時の対応がスピディ、スムーズに実施できるマニュアル改訂が今後の課題です。
これからも患者様が安心、安全な入院生活を送ることができる環境作りを目指します。

安全管理室 辻下

2017年12月12日

第19回フォーラム「医療の改善活動」参加報告

11月17日・18日に愛媛県松山市の総合コミュニティーセンターで、第19回フォーラム「医療の改善活動」全国大会in松山が、地域を支える 愛顔(えがお)のある医療~All for the Patients!!~をテーマに開催され、発表者として参加させて頂きました。



4会場に分かれ、138題の改善活動が報告されました。

各施設より「ムダ・ムリ・ムラ・ダラリ」を見直した活動報告の発表が有り、テーマは、感染・転倒・排泄等・・・幅広い分野からバラエティに富んだ内容でした。

その中でも、災害時の対応マニュアルを動画で作成したものがあり、大災害が起こった際の実際の動きについて、イメージよりもずっと直観的に伝わってくることが印象に残りました。

私達は、「病棟でのカンファレンスのあり方を見なそう」というテーマで発表させて頂きました。審査の方から、患者満足の視点から、さらなる活躍を期待しますとの助言を頂きました。

初めての全国大会で緊張して足が震えましたが、日々の業務の中で、改善する点はないか、考えていく視点の大切さを学ぶことが出来ました。

回復期リハビリテーション病棟 看護師 野尻

2017年12月6日

「好きだからここまでがんばれた!」輝くスタッフにズームイン!

柔らかな笑顔と輝くような明るさが素敵な増田ナース。

幼いころに抱いた夢を実現し、チーム佐藤のかけがえのない一員として多方面で活躍してくれています。
仕事も家族も大切にしながら、上手にバランスをとってコツコツがんばり続ける 増田ナースにインタビューしてみました!

〇現在の業務内容を教えてください

内視鏡室、手術室・中央滅菌材料室での業務と、休日は外来で救急対応をしています。
内視鏡室では胃カメラ・大腸カメラの問診や前処置を行ったり、検査中、後の状態観察や検査後の説明などを行っています。
検査前の患者さんには、できるだけ丁寧な説明を心がけています。
不安を訴えられたり質問されることも多く、より専門的な知識を身につけたいと思い消化器内視鏡技師認定も取得しました。

手術室は今年4月から本格的に業務に就き始めたので、まだまだ勉強中ですが…

皆さんがよくTVで目にするような、執刀医の横で手術の進捗状況をみて器具を渡す仕事もありますし、「外回り」といって手術中の状況を麻酔医に随時報告する仕事、「器械だし」といって手術に使う医療器具を準備する仕事などを行っています。 






 

〇様々な業務を経験しながら、ACLS※研修も継続して受講されていますが、
 業務に役立つ場面を教えてください。

休日は外来勤務にも入るので、救急車で来院された場合は、実際にドクターと連携して迅速で確実な救急対応が必要になります。

杉岡先生の院内研修に参加することで、改めて復習になりますし、救急処置の確実性も高めていけます。

繰り返しの訓練で体が覚えていくので、緊急性の高い患者さんにも落ち着いて対応できるようになってきました。

〇看護師を目指したきっかけを聞いてもいいですか?

子供の頃に見ていたテレビの影響が大きかったですね。

主人公の新人ナースが毎日ドタバタと問題を起こす度、上司に叱られながらも、徐々に仕事を覚え患者さんと触れ合い成長していく姿や、温かい人間模様を見ていてナースという職業に興味が沸いて・・・私もなりたい!と思ったのがはじめですね。


 

〇当院での14年間の勤務では、どんなことが印象に残っていますか?

そうですね・・・看護学校を卒業して新人で入職した頃は、正直ここまで続けられているとは思っていなかったです。

最初は病棟に配属されて、外来、内視鏡・手術室と経験していく中で、プライベートでは子育ても始まり、自分でもよく両立してこれたな~と今になって思います。

 

○看護師になって良かったなぁと思うことは?

手術の前は患者さんも不安が大きくなっているので、できるだけ傍にいて、声かけや説明で気持ちが和らぐよう気を配っています。手術室でお会いする時間が主なので、私達の顔を覚えていらっしゃらない患者さんも多いですが、後日元気になられた姿を見ると「良かったぁ!」って嬉しくなります。

救急外来でも同様に、対応した患者さんが元気で来院されると、嬉しいですね。こちらも覚えていらっしゃらないことが多いですが(笑)影ながら喜んでいます。

 

〇毎日忙しい中、プライベートでは2児の母、と時間のやりくりも大変だと思いますが、
両立のコツは?

小さな頃は男の子二人ということもあって本当にやんちゃで・・・寝かしつけるのも一苦労でした。

私の母も子育てしながらずっと働いていたので、同じ立場になって心からすごいなぁと。尊敬しています。

家庭の中では主人とも調整していますが、上司も勤務の融通をしてくれたり、休みを取りやすく配慮してくれるのでとても助かっています。

 

〇忙しい中でも続けていける やりがいはなんですか?

今の仕事が好きだから!ですね。それに、周りのスタッフにすごく恵まれていると思います。

まだ手術室での経験は浅いですが、病棟などでの経験を生かして、手術室のスタッフが分からないことは対応できたり、お互いに教え合える部分もあり、すごくいいチームだなって感じます。

 

〇今後の目標をきかせてください。

まだまだ勉強が必要ですし、これからも経験と知識を蓄えて、専門職として成長していきたいです。

 

インタビューの間も笑顔を絶やさず、やりがいと感謝の気持ちを語ってくれた増田ナース。

不安なとき苦しいときに、そっと寄り添う温かさは、きっと患者さんに大きな安心を与えてくれると思います。

増田ナースが憧れたように、私もインタビューしながら「ナースのお仕事っていいな!」と感動しました。

 

 

※ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support
ACLSは、一次救命処置に加えて気管挿管、薬剤投与といった高度な心肺蘇生法を行う二次救命処置です。

蘇生後の急性病態における呼吸・循環管理を始めとする全身管理を、医師・看護師といった医療従事者がチームになって行います。

2017年11月30日

ようこそ地域医療実習へ!~宇佐市民期待の星☆研修医 古寺先生の1か月~

11月の1ヵ月間、大分大学付属病院から初期臨床研修医の古寺紀博先生が、地域医療実習のため当院に勤務されました。

2004年より、医学部を卒業した医師は2年間の初期臨床研修が必修化されています。

この制度は、研修医が幅広い診療能力を身につけ、アルバイトをせずに研修に専念できる環境を整えることを目的としています。全国の病院から研修先を自由に希望できる制度のため、どうしても都市部の有名な病院に希望が集中する傾向にあり、大分県では臨床研修医の確保に大変苦労しているのが現状です。

古寺先生は大分大学医学部を卒業し、大分県内での臨床研修を選択した、まさに期待の星といえます。

古寺先生は宇佐市内の小・中・高校を卒業された、生粋の宇佐っ子です。当院では、医師をはじめ看護師・リハビリスタッフなど多くの先輩や後輩が仕事をしており、地元の話題や宇佐あるあるで、歓迎会はとてもアットホームに盛り上がりました。

 

当院では、研修指導医(大森です)に同行し、病院内での外来診療や救急対応を経験されました。

救急外来では、脳卒中や意識消失発作などの脳外科疾患、肺炎や胃腸炎などの内科疾患を中心に、複数科にわたり診療を経験されました。当院へは軽症から重症疾患まで幅広く患者さまが受診されます。都市部の大病院とは異なり、ご高齢の患者さまがとても多いことが印象的だったようです。

指導医と共に入院患者さまも担当し、病棟の回診や看護師・ソーシャルワーカー・リハビリスタッフとのカンファレンスを通じて、多くの病気が併存する高齢者医療の現状を学んで頂きました。

患者さまの家屋調査にも同行し、退院後に自宅で安全に生活できるかどうかについて自宅内での導線や段差の確認等も経験されました。

藤井副院長や阿南医師に同行して地域へ飛び出し、施設やご自宅への訪問診療も行いました。診療や投薬のみならず、療養上の相談や指導、予防接種、胃ろうや尿道カテーテルの交換など、往診医の業務内容を直に学ぶなど、日々積極的に患者さんと関わり研鑽を積まれました。

また、介護認定審査会や地域包括ケア会議など、地域医療の現状を知るための院外活動にも意欲的に参加されました。特に介護認定審査会では、主治医は日頃の申請者の心身状態を把握・理解している為、「主治医意見書」は介護認定審査会において公正な審査・判定の基礎資料とされており、地域の方々の暮らしを支える医師の一つの責務としてより深く認識されたようです。

研修の最後には研修発表会を開催し、1ヵ月間の研修についてユーモアを交えて報告されました。少子高齢化を地元の病院で身をもって体験し、地域医療に高齢者医療は切り離せないことを実感したそうです。また医療は細分化・専門化が進んできましたが、地域医療においては専門性+αの幅広い診療能力が必要であると学んだ1ヶ月でした。

消化器内科 大森 薫

2017年10月25日

オレンジリングで広がれ!笑顔の輪~認知症サポーター養成講座~

宇佐市役所 介護保険課 酒井さんを講師に、当院で認知症サポーター養成講座を実施して頂きました。

認知症の方への支援の仕方として、対応の心得”3つの「ない」”とは

驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけないこと。

さらに具体的な対応について、まずは見守る・相手に目線を合わせて優しい口調で・余裕をもって対応する・押さえつけようとしない・後ろから声を掛けない、本人なりの理由を推察する・・・など分かりやすく話して頂きました。

また、認知症の方を支える家族のあり方をドラマで視聴し、周囲の人が認知症の人の心理状況を思いやることが大切なこと、一番心配で不安で辛いのは、本人であることに気付かされました。

酒井さんの「知は力なり」という言葉が、胸の中に響きました。知ることで介護が楽になる、その人のペースに合わせた言葉がけ、待つこと、尊重することができる、認知症の方も、介護者も楽になる。

私自身の家族に、認知症状が現れたときのことを思いかえすと、今までにない祖父の言動や表情、行動に困惑して動揺し、本人の心情や対応も分からないまま、眉間に皺を寄せ、強い言葉で押さえつけようとしました。

もっと早くに家族で学ぶことができれば、祖父はもっと楽に、いつもの顔で冗談を言ってくれたかもしれない。家族が笑顔で寄り添えたかもしれない。

この活動がもっと広く深く伝わり、同じ社会に生きている人同士が優しく繋がっていけるといいと強く感じました。認知症サポーターである印「オレンジリング」が、地域のすみずみまで行き渡れば、認知症の方もそのご家族も、もっと安心して暮らせる環境になると思います。

酒井さん、貴重な講義を本当にありがとうございました。

 

地域医療連携室 尾川

 

※オレンジリングは認知症サポーターの証です。

認知症サポーター養成研修を受講した人に付与される物で、「認知症の人を応援します」という目印になります。まちのなかで「この人は認知症かな」と思って声をかけるときにも、オレンジリングを身につけていることで、周囲にも「あの人は、認知症の方のお手伝いをしているんだな」と一目で分かる場合があります。

~認知症サポーター養成講座教材より

2017年09月7日

こんにちわ!「HAL」チームです。

私たちは、「HAL」というロボット型の機械を使用して、筋力の強化や歩行訓練を目的としたリハビリテーションを週2回実施しています。主に下肢に障害を持つ方や、足の力が弱くなった方を対象としています。

まず、リハビリ部内で担当療法士も含め適応となる患者さんを抽出し、HALチームがサポートに加わります。個別の患者さんの目標に合わせた動作の回復を目指し、歩行などの練習を実施します。同時に、患者さんの担当療法士と情報共有し、通常のリハビリ内容にも反映させる等、更なる機能回復を目指し奮闘しています。

また、3か月に1度外部研究会へ参加、および月2回HALチームで勉強会を行い、チーム全体の知識と技術向上に取り組んでいます。
今後もHALの機能をさらに有効活用しながら、患者さんにとってより良いリハビリの提供を目指し研鑽していきたいと思います。

HALチーム一同

2017年06月23日

自己決定に寄り添う支援

回復期リハビリテーション病棟では、月一回、振り返りのカンファレンスを実施しています。

入院中の患者さん、ご家族が抱えやすい悩みに、退院後の療養先の選択があります。
今回のカンファレンスでは、ご家族は在宅復帰を強く希望されるものの、患者さんの身体機能や介護負担等の問題で在宅への退院が困難なケースの支援を振り返る内容でした。

患者さんは病前、家族の精神的支柱であり「自宅に連れて帰りたい」というご家族の想いはとても強いものでした。
在宅での介護が難しい状況でありましたが、医師・看護師・リハビリ・ソーシャルワーカーが一つのチームとなり、ご家族と共に考えながら治療計画を何度も練り直し、加療にあたりました。

在宅介護の希望になんとか応えたいと支援を進める過程で、ご家族とも繰り返し面談を行いました。

患者さんの現状を伝え、ご家族さんがどこまで介護可能かを照らし合わせる中で、ご家族の中で在宅での生活が厳しいこと、施設という選択は決して間違ってはいないことを少しずつ受け入れて行かれました。

今回の支援では、施設入所という形となり、当初の願いを叶えることは出来ませんでしたが、退院後に訪問した際は、患者さんもご家族も落ち着いて過ごしておられ、毎日の楽しみも見いだされていました。

限られた期間の中で選択を迫られるご家族の負担を、少しでも軽く、そして患者さんにとって最も過ごしやすい場所を一緒に考えた結果、満足していただける結果を得ることが出来、退院後の生活につなぐことができました。

ご家族の希望と現実の差から生じる迷いに対して、背中をそっと支え、家族の決断をチームで後押ししながら支援していくことの大切さを、スタッフ皆で共有するカンファレンスとなりました。

今後も一つ一つのケースに柔軟に、真摯に向きあうチームづくりに、継続して取り組んでいきたいと思います。

回復期リハビリテーション病棟 新森・野尻

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