1月30日、音楽療法士の本田さんが来院し、病棟で音楽療法を施行してくれました。
音楽療法は、合唱やリズムを取りながら、音楽に合わせて簡単な運動をすることで、患者さんの心身をリラックスさせるとともに、手指の循環や脳血流量の増加、反射機能・記憶系を改善、維持できること等を目指したリハビリテーションです。

当院で音楽療法士をお招きするのは初めてのことで、スタッフもワクワク(*^o^*)♪
さらに、今回の講師 本田さんは、3年前まで当院の看護師!!
バリバリと病棟リーダーを努めていたナースだったので、私たちも久々の再会に胸が熱くなりました。

 

 

 






本田さんは小さな頃からピアノに親しみ、大分市内の音楽科がある公立高校に進学。学生時代はボランティアで施設を訪問し、音楽を楽しむイベントに参加していました。
イベントでは、重い病気や障害を抱えた方々が、音楽に合わせてリズムを刻んだり、微笑んだり、瞳を輝かせる場面を何度も見ました。そんな経験を経て、音楽で人を癒やし、様々な症状の改善を支援できる「音楽療法士」を目指したい!という目標が生まれたそうです。

その後、「音楽療法を受ける方の心身をより深く理解したい、ケアできるようになりたい」との想いから、看護学校へ進学しました。当院では約8年間勤務し、その間も七夕やクリスマスコンサートで患者さんに音楽を奏でる姿が見られました。

ある日、本田君から「国立音楽院で勉強できることになりました。今まで本当にお世話になりました。夢を叶えに行ってきます」と挨拶があり、笑顔と涙と共に見送ってから………3年近い月日が流れました。
そして昨年の12月、関東で音楽療法士として活動している本田君から
「病院で音楽療法をさせてもらえませんか?」
と連絡を受けたのです。

ふと耳にした曲で、鮮やかに当時の記憶が蘇る、という経験はどなたにもあるのではないでしょうか。
音楽は嬉しいときも辛いときにも、いつの時代も私たちの傍にありますね。
今回は、今年放送開始から72周年を迎える「NHKのど自慢」を題材に、患者さんの青春時代に流行していた楽曲や童謡を弾きながら、楽しく歌い、楽器も使って患者さんと演奏にもチャレンジしました。

 

 








患者さんから「次はいつ来るんかえ?」「早く来て」との声が次々に上がり、とても良い雰囲気で1時間の音楽療法は終了しました。




 

 

特に、はじめは「もう帰る、部屋に帰る」と落ち着かなかった方が歌い出し、最後までしっかり参加されていたことに感動しました。音楽は、本当に人の心に直に触れるような素敵な効果があるのだ、と実感しました。
共に働いていた姿を思い起こし、そして今、夢を現実にしている姿を見て、スタッフもとても励まされ、勇気が出ました!!!
また近いうちに、患者さんの前に登場してくれることを期待しています(^^)!!

       地域医療連携室 安倍、尾川