当院には1年を通して救急看護の実践トレーニングを積む「ACLSエキスパート研修」があります。
 私自身は外来所属となってから、救急看護に携わる機会が増えました。時代とともに変動している救急看護について、いかに自分が対応しきれず動けていないかを思い知らされる瞬間が何度もありました。そんな時、当院麻酔科・杉岡医師によるACLS研修が始まると聞き、願っても無いチャンスと想い参加を決めました。
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研修では、即戦力につなげるため、とにかく実践あるのみで、繰り返し繰り返しCPR(心肺蘇生)を行います。6人での救急対応を設定しており、6つの配置を誰でも行えるようにローテーションしての実践を、とくにかく繰り返し行います。
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繰り返すことにより、各々がどう動き、どう声を掛け合い、どう助け合ってCPRを正確に行う事が出来るかということがだんだんとわかってきます。その日の講習が終わる頃にやっとCPRの形になり、ようやく何とか流れがつかめます。しかし、それではまだ身についたとは言えません。現場は即対応・即実践が基本であり、救急対応では待たせることも、思いだす時間さえ許されません。
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年度課程を終え、ある程度のCPRの流れを覚えることが出来ましたが、今後も参加を継続し、救急看護を極めていきたいと思います。そして研修での学びを他者へ伝達できるスキルの習得に向けても、モチベーションを上げていきたいと思います。

外来看護師 阿部めぐみ

※ACLSとは、気管挿管、薬剤投与といった、医療技術職によって施される高度な心肺蘇生法です。