今回は第30回の記念開催として、京都大学医学部附属病院緩和医療科 恒藤 暁教授の特別講演「Whole Person Care」がありました。
患者さまの癒しと同様に医療従事者の癒しも重要であり、たくさんの学びの機会を得ました。
一般演題は11題あり、医師・看護師(病棟・緩和ケア・訪問等)・MSW・作業療法士・介護福祉士と多職種からの発表がありました。
私は「気持ちと暮らしをつなぐMSWの役割」という演題を出させて頂き、患者さまやご家族のご希望を病院内で完結するのではなく、その都度、暮らした場所や希望に沿いながら病院医療・在宅医療福祉の連携が重要であることを、実践内容を踏まえお話させて頂きました。
医療関係者間では「MSWは退院先を探す人」というご理解が多かったので、終末期医療へのソーシャルワークについて、今後も取組み続け情報発信していけたらと思います。
地域医療連携室 林 美穂