今回は、夢に向かって常に走り続ける寺山ナースにインタビューしました。
○医療職を目指したきっかけは?
はじめは教師になりたいな、と漠然と考えていたのですが、これだ!という確信がなく、実は高校卒業後1年間は浪人していました。兄が放射線技師という環境があったので、なんとなく看護学校を受験して…今に至りますね。
○どんなナースになりたかった?
准看護師の勉強中は、「どうしてこの道を選んだんだろう。介護の経験もなければコミュニケーションも苦手なのに」と自分の不得意なところをすごく意識して、前向きになれなかった。でも看護師の資格取得をする段階になって、徐々に考え方が変わってきました。
「色んな知識や技術・態度、すべてを向上させていかんと!」って。
それは佐藤第一病院へ入ってからすごく尊敬できる先輩に会ったのがきっかけです。ナースとしての自覚みたいなものが初めて芽生えました。
○気持の変化があってから、行動に移したことがありますか?
自分なりに視野を広げたくて、一旦佐藤第一病院を退職して、大分市内の二次救急病院で数年働きました。ものすごく忙しかったですね。土日は特に忙しくて、次々に救急車が来るし、慣れないうちはドクターにも怒られました。でもすごくやりがいがあった、充実した日々でした。
○再び当院へ戻ってきてくれたのは…?
尊敬する先輩とまた一緒に働きたくて、先輩のそばでまたさらにナースとして成長したいって思いが強くて。もう一度佐藤第一病院の門を叩きました。
○今頑張っていることってありますか?
ここに戻ってから、もっと深く専門的な知識を持つナースになりたいという想いが募って・・・患者さんの生命に直結する人工呼吸器や透析装置等の精密機器について、自分がメンテナンスできたらと考えていたら、臨床工学技士にたどり着きました。
今年から、大分市にある臨床工学技士専門学校に入学して、必死で学んでいます。
〇勉強も大変そうですね!世代も違う同級生との学校生活はどうですか?
自分は文系だったので、今本当に苦労しています。キルヒホッフの法則・・・とか18才の同級生に教えて貰いながら!難しい~!!でも、楽しいですね。同級生20人とわきあいあい、体育の時間も頑張っています。
病院からは資格取得支援制度でも応援して貰って・・・臨床工学技師は僕が初めてだったんですが、学校のカリキュラムに沿って勤務も考えてくれて、柔軟に対応して貰えました。
また、僕が学生なので、奥さんに支えて貰っている部分がものすごく大きくて・・・全然頭が上がりません(笑)!感謝しても感謝しきれない想いです。
〇寺山さんが目指している未来の自分像ってどんな姿ですか?
今は、ファーストペンギン!ですね。群れで行動するペンギンの中で、魚を捕るために一番に海に飛び込める勇敢なペンギン、になりたいかな。朝のテレビ小説「あさが来た」でも話題になりましたけど、誰もしたことがないことをするって本当に勇気がいること。チャレンジ精神をいつも忘れずにいたいって思います。
いつかは日本ハムの大谷くんみたいに投げても打っても一流といわれるようなスタッフに成長したいですね。そのためにも、臨床工学技師の知識を、自分にとっての強みにしたいって考えてます。そして、今までにない仕事の分野を、佐藤第一病院で開拓していけたらと思います。
〇今、医療職を目指している学生さんに伝えたい事ってありますか?
勉強は大変です!でも、真面目に、こつこつ普通にやっていけば大丈夫だと思います。大切なのは、目標を見つけたら、それに向かってどんどんチャレンジすることだと思います。目標があれば、脇目を振らず頑張れます。時間を無駄にしないで、今できることを精一杯頑張って欲しいですね!
広報委員スタッフ
** 平松学園 大分臨床工学技士専門学校での学生生活写真、学校から許可頂き、掲載しています **