12月20日「これからの日本におけるコンチネンスケア」をテーマに、ユニチャーム・メンリッケ株式会社から 髙原さんを講師にお招きして、排泄ケア研修を開催しました。
まず、以前の日本で重視されていた「オムツの外にもらさない」という考え方から、オムツの重ね使用が蔓延し、褥瘡やスキントラブルが頻発していた時代があること。
その後、日本でTENA製品(オムツ)の販売が開始。販売から20年が経過して、ようやく「尊厳あるコンチネンスケア」が注目されるようになり、関心の高まりとともに、TENA製品(オムツ)を導入する施設が増えてきたそうです。
TENA製品はパッド1枚で利用できるので腰回りがもたつかず、足も自由に動かせます。また表面をドライに保つ機能があるため、スキントラブルの予防にも効果があるそうです。交換する回数も1日3~4回程度で済む※ため、患者さんの安楽とともに業務の効率化にも期待ができるとのことでした。(※交換回数には個人差有り)
高原さんの「全ての人に同じ物が合うことはないので、よりよいケアが受けられるように排泄状況に関心をよせ、病院でうまくいっていることを在宅や次の施設につなげてほしい」という言葉は、私たち医療職が果たすべき責務を指していると思います。
患者さんの心情に寄り添いながら、快適な環境を提供する義務がある専門職として、改めて役割の重要さを実感しました。
髙原さん、ご講演ありがとうございました。
3病棟主任 野尻