初夏から秋にかけ、当院にはたくさんの実習生さんが学びに来られます。

目標に向かってひたむきに取り組む姿には、見ているこちらも胸熱くなる情熱を感じます。

 

今回は、言語聴覚士を目指し、2ヶ月間の実習に奮闘している堀さんにお話を伺いました。

 

麻生リハビリテーション大学校3年生。病院実習は3回目となる学生さんです。

今回の実習で初めて担当患者さんにリハビリを提供しています。

 

 

実習の様子を伺うと・・・

『 学校では、聞こえの問題、発語、発声、飲み込みの問題など、多岐に亘る分野の勉強をしてきました。病院実習では、今まで点と点だった事柄が線で結びついて、患者さんごとに異なる課題がすごく立体的にみえるようになりました 』と瞳をキラキラさせて語ります。

 

『 飲み込みの問題があるとしたら、脳の病巣から起きているのか、嚥下の筋力が弱っているのか、食べ物と認識できていないのか、それ自体が嫌いなのか・・・など、様々な原因と理由があり、患者さんごとに必要なアプローチも違う。日々勉強になることばかりです 』

悩み迷うことも多いが、いつも傍にいる指導スタッフの存在に助けられていること、また患者さんにも感謝することが多いと言います。

 

『 緊張してつい肩に力が入るんですが、患者さんがとても優しく受入れてくれるので、楽しくコミュニケーションをとりながら実習できています。学校での学びが1としたら、実習ではその10倍くらいの量を学んでいる感覚です 』

 

現在、午前中は急性期病棟、午後からは回復期病棟で実践を交えた学びを深めているとのこと。

求められる内容が違い、難しいと感じることも多いが、言語聴覚士が備えるべき知識や洞察力、技能などを習得している実感があり、とても充実した時間を過ごせているそうです。

患者さんに寄り添う学生さんの笑顔が明るいと、そこに花が咲いたように空気が輝きます。

見ているとつい嬉しくなって、インタビューさせていただきました(^^)

 

どうか実り多き実習になりますように。

佐藤第一病院は、頑張る学生さんを応援しています。