令和6年1月1日に発災した「能登半島地震」の災害支援のため、日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)の一員として参加してきました。
金沢市内までは電車を乗り継ぎ、約6時間で辿り着きましたが、派遣地域である珠洲市までは道路状況が悪く、車で約3時間半かかりました。
私たちが支援に向かったのは、地震発生から2ヶ月後でしたが、現地では未だ多くの爪痕が残されており、水道の制限や避難所での生活を強いられる方が多くおられました。
日本各地から集まったJRATの主な活動としては、54カ所ある避難所での「生活環境の確認・調整や災害関連疾患の予防として体操」などの指導を行う事でした。
二人とも今回が初の災害派遣でありましたが、出来る限りの事前準備を行い、現地へと向かいました。しかし当初の想定・想像を超える状況を眼前にして圧倒される事も多く、5日間(実動は3日間)という派遣は短く感じました。
今回の活動が少しでも被災された住民の方の一助になっていればと強く思います。
当院は大分県より『 宇佐高田地域 リハビリテーション 広域支援センター 』の事業を委託されており、県内での大規模災害発災を想定すると、この役割は大きいと思います。今回の活動で、普段から有事の際の様々な対応を考え、行動する重要性を痛感しました。
また、今回は病院からの後方支援もあり、活動しやすい環境に恵まれました。このような支援活動が広がるためにも、所属施設の理解は重要であると感じています。
リハビリテーション部 理学療法士 中、作業療法士 大戸