柔らかな笑顔と輝くような明るさが素敵な増田ナース。
幼いころに抱いた夢を実現し、チーム佐藤のかけがえのない一員として多方面で活躍してくれています。
仕事も家族も大切にしながら、上手にバランスをとってコツコツがんばり続ける 増田ナースにインタビューしてみました!
〇現在の業務内容を教えてください
内視鏡室、手術室・中央滅菌材料室での業務と、休日は外来で救急対応をしています。
内視鏡室では胃カメラ・大腸カメラの問診や前処置を行ったり、検査中、後の状態観察や検査後の説明などを行っています。
検査前の患者さんには、できるだけ丁寧な説明を心がけています。
不安を訴えられたり質問されることも多く、より専門的な知識を身につけたいと思い消化器内視鏡技師認定も取得しました。
手術室は今年4月から本格的に業務に就き始めたので、まだまだ勉強中ですが…
皆さんがよくTVで目にするような、執刀医の横で手術の進捗状況をみて器具を渡す仕事もありますし、「外回り」といって手術中の状況を麻酔医に随時報告する仕事、「器械だし」といって手術に使う医療器具を準備する仕事などを行っています。
〇様々な業務を経験しながら、ACLS※研修も継続して受講されていますが、
業務に役立つ場面を教えてください。
休日は外来勤務にも入るので、救急車で来院された場合は、実際にドクターと連携して迅速で確実な救急対応が必要になります。
杉岡先生の院内研修に参加することで、改めて復習になりますし、救急処置の確実性も高めていけます。
繰り返しの訓練で体が覚えていくので、緊急性の高い患者さんにも落ち着いて対応できるようになってきました。
〇看護師を目指したきっかけを聞いてもいいですか?
子供の頃に見ていたテレビの影響が大きかったですね。
主人公の新人ナースが毎日ドタバタと問題を起こす度、上司に叱られながらも、徐々に仕事を覚え患者さんと触れ合い成長していく姿や、温かい人間模様を見ていてナースという職業に興味が沸いて・・・私もなりたい!と思ったのがはじめですね。
〇当院での14年間の勤務では、どんなことが印象に残っていますか?
そうですね・・・看護学校を卒業して新人で入職した頃は、正直ここまで続けられているとは思っていなかったです。
最初は病棟に配属されて、外来、内視鏡・手術室と経験していく中で、プライベートでは子育ても始まり、自分でもよく両立してこれたな~と今になって思います。
○看護師になって良かったなぁと思うことは?
手術の前は患者さんも不安が大きくなっているので、できるだけ傍にいて、声かけや説明で気持ちが和らぐよう気を配っています。手術室でお会いする時間が主なので、私達の顔を覚えていらっしゃらない患者さんも多いですが、後日元気になられた姿を見ると「良かったぁ!」って嬉しくなります。
救急外来でも同様に、対応した患者さんが元気で来院されると、嬉しいですね。こちらも覚えていらっしゃらないことが多いですが(笑)影ながら喜んでいます。
〇毎日忙しい中、プライベートでは2児の母、と時間のやりくりも大変だと思いますが、
両立のコツは?
小さな頃は男の子二人ということもあって本当にやんちゃで・・・寝かしつけるのも一苦労でした。
私の母も子育てしながらずっと働いていたので、同じ立場になって心からすごいなぁと。尊敬しています。
家庭の中では主人とも調整していますが、上司も勤務の融通をしてくれたり、休みを取りやすく配慮してくれるのでとても助かっています。
〇忙しい中でも続けていける やりがいはなんですか?
今の仕事が好きだから!ですね。それに、周りのスタッフにすごく恵まれていると思います。
まだ手術室での経験は浅いですが、病棟などでの経験を生かして、手術室のスタッフが分からないことは対応できたり、お互いに教え合える部分もあり、すごくいいチームだなって感じます。
〇今後の目標をきかせてください。
まだまだ勉強が必要ですし、これからも経験と知識を蓄えて、専門職として成長していきたいです。
インタビューの間も笑顔を絶やさず、やりがいと感謝の気持ちを語ってくれた増田ナース。
不安なとき苦しいときに、そっと寄り添う温かさは、きっと患者さんに大きな安心を与えてくれると思います。
増田ナースが憧れたように、私もインタビューしながら「ナースのお仕事っていいな!」と感動しました。
※ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)
ACLSは、一次救命処置に加えて気管挿管、薬剤投与といった高度な心肺蘇生法を行う二次救命処置です。
蘇生後の急性病態における呼吸・循環管理を始めとする全身管理を、医師・看護師といった医療従事者がチームになって行います。