12/1~2に別府市で「医療マネジメント学会九州・山口連合大会」が開催されました。そこで、「院内認定口腔ケアナースの運用から見えた認定者の変化と課題について」という内容で発表を行いました。

当院では、平成26年度から院内認定制度を導入しており、現在は認定トランスファートレーナーと認定口腔ケアナースの2つの資格を運用しています。認定トランスファートレーナーのメンバーは、当院のスタッフを対象に練習会を年に数回開催しています。また、歯科衛生士は認定口腔ケアナースと、口腔ケアに関する情報交換やケア技術の確認や助言などを積極的に行っています。

このように、当院の院内認定制度は職員自身のスキルアップだけでなく、資格認定者が院内のスタッフを教育していくという相互補完関係が構築できる仕掛けになっています。今回の発表を通じて他院の認定資格制度について情報交換する事もでき、院内認定制度の更なる充実につながるヒントを得る事ができました。

また、学会ではシンポジウムや基調講演だけでなく、各病院における業務改善も多数報告されていました。印象に残ったのは、「働き方」、「人材育成」のセッションです。当院でも取り組んでいるワークライフバランスの充実には、職員の多様化するワークライフに対応してためには、「タイバーシティ&インクルージョン」という概念が必要だということでした。他にも、新人教育ではチームでの情報共有の仕掛けやラダー制度の活用など学ぶポイントが多くありました。

今回の発表した経験を活かしていき、院内認定資格制度を充実させ、職員のスキルアップが行え、患者様のケアの質の向上につながるよう取り組んでいきたいと考えます。

 

リハビリテーション部 教育課長 藤原