2020年度 佐藤第一病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | – | – | 11 | 17 | 26 | 61 | 172 | 343 | 540 | 212 |
DPCコード | 名称 | 患者数 | 自院の平均在院日数 | 転院率(%) | 平均年齢 | 全国平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 (手術あり) | 27 | 18.59 | 7.41 | 79.56 | 9.68 |
010230xx99x00x | てんかん | 27 | 10.74 | 18.52 | 67.37 | 7.48 |
010060×2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | 26 | 14.46 | 3.85 | 77.27 | 15.54 |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷(保存的治療) | 26 | 10.08 | 11.54 | 77.00 | 8.18 |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害(めまい) | 23 | 7.17 | 4.35 | 71.52 | 4.94 |
診断群分類:病名と治療内容等の組み合わせにより患者さんを分類するものです。
DPCコード:診断群分類を表すコードです。DPCコードの決定に当たっては、主治医が「1入院当たり医療資源を最も投入した傷病名」に基づき、1つだけ選択することになっています。
【解説】
脳神経外科で最も多い疾患は「頭蓋・頭蓋内損傷(手術あり)」、「てんかん」、続いて「脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、*JCS10未満 脳血管リハビリテーション実施、*発症前Rankin Scale0、1又は2)」、「頭蓋・頭蓋内損傷(保存的治療)」、「前庭機能障害(めまい)」となっています。
脳神経外科では、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)や頭部外傷(脳挫傷、外傷性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血等)、内頚動脈狭窄症、未破裂動脈瘤、脊椎疾患(圧迫骨折、脊柱管狭窄症)、てんかん等、幅広く治療を行っています。
当院では、急性期治療と平行して集中的なリハビリテーションを実施しており、急性期治療が終了し更なる回復を目指して、回復期リハビリテーション病棟でのリハビリテーションも提供しています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 自院の平均在院日数 | 転院率(%) | 平均年齢 | 全国平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上)(手術あり) | 12 | 8.5 | 0 | 73.17 | 4.86 |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 | – | – | – | – | 12.87 |
060150xx03xxxx | 虫垂炎(手術あり) | – | – | – | – | 5.54 |
060020xx99x0xx | 胃の悪性腫瘍 | – | – | – | – | 10.73 |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 (手術あり) | – | – | – | – | 16.19 |
DPCコード:診断群分類を表すコードです。DPCコードの決定に当たっては、主治医が「1入院当たり医療資源を最も投入した傷病名」に基づき、1つだけ選択することになっています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
外科で最も多い疾患は「鼠径ヘルニア(手術あり)」、続いて「蜂窩織炎」、「虫垂炎(手術あり)」、「胃がん」、「大腸がん(手術あり)」、が上位5位となっています。
「鼠径ヘルニア」
本来お腹の中に存在するべき臓器が足の付け根に飛び出してしまい、鼠径部のふくらみとして認識される病気です。いわゆる「脱腸」のことを指します。小児・成人問わず幅広い年齢層に認める病気です。
「蜂窩織炎」
皮膚の傷などから細菌が侵入し、皮膚とその下にある脂肪組織などに炎症を引き起こす病気です。発症すると炎症を起こした部位が痛みや熱感を伴って赤く腫れ上がり、徐々に範囲が広がっていきます。
「虫垂炎」
大腸の一部である盲腸の虫垂という部位に炎症が生じている状態です。一般的に「盲腸」を呼ばれています。小児から高齢者まで幅広い年齢層において発症することのある病気です。
「胃の悪性腫瘍」
胃がんは、胃の壁の内側をおおう粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、無秩序にふえていくことにより発生します。早い段階では自覚症状がほとんどなく、かなり進行しても症状がない場合があります。
「結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍」
大腸(結腸、直腸)に発生するがんで、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。
早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。症状としては、血便(便に血が混じる)、下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などがあります。
DPCコード | 名称 | 患者数 | 自院の平均在院日数 | 転院率(%) | 平均年齢 | 全国平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 46 | 29.65 | 23.91 | 85.78 | 20.51 |
110310xx99xxxx | 腎臓または尿路の感染症 | 28 | 21.36 | 10.71 | 81.46 | 13.00 |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害(めまい) | 25 | 5.32 | 0 | 70.04 | 9.53 |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 (手術あり) | 23 | 12.43 | 0 | 75.04 | 9.53 |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む)(手術あり) | 17 | 4.06 | 0 | 72.88 | 2.66 |
診断群分類:病名と治療内容等の組み合わせにより患者さんを分類するものです。
DPCコード:診断群分類を表すコードです。DPCコードの決定に当たっては、主治医が「1入院当たり医療資源を最も投入した傷病名」に基づき、1つだけ選択することになっています。
【解説】
内科で最も多い疾患は「誤嚥性肺炎」、続いて「腎臓または尿路の感染症」、「前庭機能障害(めまい)」、「胆管(肝内外)結石、胆管炎(手術あり)」、「小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)(手術あり)」、が上位5位となっています。
「誤嚥性肺炎」
唾液や食物などが食道に流れず、肺などの気管内に入ってしまい引き起こされる肺炎です。脳梗塞後遺症患者、咽頭の筋肉や嚥下反射が衰えた高齢者に多い疾患です。
「腎臓または尿路の感染症」
細菌感染による急性腎盂腎炎や尿路感染症が分類されます。高齢者は前立腺肥大症や神経因性膀胱等の基礎疾患により尿路感染症を起こす確率が高くなります。
「前庭機能障害」
内耳には音を感じ取る「蝸牛」と、平衡を感じ取る「前庭」が左右の耳の中にあります。前庭には三半規管と球形嚢、卵形嚢という頭の回転を感じ取る部分と、水平、上下の加速を感じる部分があります。脳は主にこの左右1対の前庭からの情報を元に体のバランスをとっています。この前庭の片方が突然何らかの異常を来すと前庭からの信号が過大や過小になったりし、脳が混乱しめまいを引き起こします。
「胆管(肝内外)結石、胆管炎」
胆嚢内または胆管内で形成された結石が、胆管(総胆管)という細い管にはまり(総胆管結石)、胆汁の流れが悪くなり、炎症(急性胆管炎)が引き起こされる病態です。炎症の原因となっている結石を、胆道閉塞内視鏡による治療(内視鏡的乳頭切開術、内視鏡的胆道結石除去術、内視鏡的胆道ステント留置術 等)している症例です。
「小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)」
大腸ポリープとは、大腸の粘膜の一部がいぼ状に盛り上がり、大腸の空間部分(内腔)に突出したものです。大腸ポリープは、良性の病気です。ただし、大腸がんのなかには良性の腺腫性ポリープの状態を経てがん化したものもあります。このような理由から、腺腫性ポリープが発見されたときには、良性の段階で早期に治療することが重要です。
DPCコード | 名称 | 患者数 | 自院の平均在院日数 | 転院率(%) | 平均年齢 | 全国平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)(保存的治療) | – | – | – | – | 18.81 |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。)(手術あり) | – | – | – | – | 23.36 |
160820xx99xxxx | 膝関節周辺の骨折・脱臼(保存的治療) | – | – | – | – | 18.70 |
070085xx99xxxx | 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症(上肢以外)(保存的治療) | – | – | – | – | 12.67 |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼(手術あり) | – | – | – | – | 18.74 |
診断群分類:病名と治療内容等の組み合わせにより患者さんを分類するものです。
DPCコード:診断群分類を表すコードです。DPCコードの決定に当たっては、主治医が「1入院当たり医療資源を最も投入した傷病名」に基づき、1つだけ選択することになっています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
整形外科で最も多い疾患は「胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)(保存的治療)(胸椎圧迫骨折、腰椎圧迫骨折等)」、続いて「膝関節症(変形性を含む。)(手術あり)」、「膝関節周辺の骨折・脱臼(保存的治療)」、「滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症(上肢以外)(保存的治療)」、「足関節・足部の骨折・脱臼(手術あり)」が上位5位となっています。
当院では、急性期治療(手術、保存的)と平行して集中的なリハビリテーションを実施しており、急性期治療が終了し更なる回復を目指して、回復期リハビリテーション病棟でのリハビリテーションも提供しています。
【リハビリテーション科】260
DPCコード | 名称 | 患者数 | 自院の平均在院日数 | 転院率(%) | 平均年齢 | 全国平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)(保存的) | – | – | – | – | 18.86 |
160800xx99xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 (保存的) | – | – | – | – | 15.20 |
160820xx99xxxx | 膝関節周辺の骨折・脱臼(保存的) | – | – | – | – | 18.70 |
010060×0990201 | 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) | – | – | – | – | 15.66 |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷(保存的) | – | – | – | – | 19.06 |
診断群分類:病名と治療内容等の組み合わせにより患者さんを分類するものです。
DPCコード:診断群分類を表すコードです。DPCコードの決定に当たっては、主治医が「1入院当たり医療資源を最も投入した傷病名」に基づき、1つだけ選択することになっています。
【解説】
当院では、急性期治療が終了し、更なる回復を目指して回復期リハビリテーション病棟へ転棟し、集中的なリハビリテーションを提供しています。従って、リハビリテーション科の平均在院日数は急性期病棟から回復期リハビリテーション病棟へ転棟した患者さんの全入院日数の平均となっているため、全国平均と乖離しています。
DPCコード | 名称 | 患者数 | 自院の平均在院日数 | 転院率(%) | 平均年齢 | 全国平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
010160xx99x00x | パーキンソン病 | – | – | – | – | 18.20 |
010060×2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | – | – | – | – | 15.64 |
010155xxxxx1xx | 運動ニューロン疾患等(脊髄性筋萎縮症及び関連症候群) (中心静脈栄養又は人工呼吸) |
– | – | – | – | 22.18 |
010155xxxxx2xx | 運動ニューロン疾患等(脊髄性筋萎縮症及び関連症候群) (エダラボン(点滴)) |
– | – | – | – | 16.14 |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害(めまい) | – | – | – | – | 4.94 |
診断群分類:病名と治療内容等の組み合わせにより患者さんを分類するものです。
DPCコード:診断群分類を表すコードです。DPCコードの決定に当たっては、主治医が「1入院当たり医療資源を最も投入した傷病名」に基づき、1つだけ選択することになっています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
神経内科で最も多い疾患は「パーキンソン病」、続いて「脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、*JCS10未満 エダラボン(点滴)実施、*発症前Rankin Scale0、1又は2)」、「運動ニューロン疾患等脊髄性筋萎縮症及び関連症候群)(中心静脈栄養又は人工呼吸)」「運動ニューロン疾患等(脊髄性筋萎縮症及び関連症候群)(エダラボン(点滴))」「前庭機能障害(めまい)」が上位5位となっています。
神経内科では、慢性疼痛に対する診断、投薬、リハビリ、神経ブロックなどの加療をしております。こうした治療で効果が乏しい難治性疼痛へ脊髄刺激療法をおこなっております。
脊髄刺激療法とは、脊髄近くのスペースにリード(刺激電極)を挿入し、脊髄に微弱な電気を流すことにより、痛みを緩和させる治療です。
DPCコード | 名称 | 患者数 | 自院の平均在院日数 | 転院率(%) | 平均年齢 | 全国平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
010111xxxxx0xx | 遺伝性ニューロパチー (手術あり) |
– | – | – | – | 12.47 |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 (手術あり) |
– | – | – | – | 16.10 |
070560xx97xxxx | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 (手術あり) |
– | – | – | – | 37.12 |
040081xx97x0xx | 誤嚥性肺炎 (手術あり) |
– | – | – | – | 36.73 |
071030xx97xxxx | その他の筋骨格系・結合組織の疾患 (手術あり) |
– | – | – | – | 21.34 |
診断群分類:病名と治療内容等の組み合わせにより患者さんを分類するものです。
DPCコード:診断群分類を表すコードです。DPCコードの決定に当たっては、主治医が「1入院当たり医療資源を最も投入した傷病名」に基づき、1つだけ選択することになっています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
麻酔科で最も多い疾患は「遺伝性ニューロパチー(手術あり)」、続いて「脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎(手術あり)」、「重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患(手術あり)」、「誤嚥性肺炎(手術あり)」、「その他の筋骨格系・結合組織の疾患(手術あり)」が上位5位となっています。
麻酔科では、慢性疼痛に対する診断、投薬、リハビリ、神経ブロックなどの加療をしております。こうした治療で効果が乏しい難治性疼痛へ脊髄刺激療法をおこなっております。
脊髄刺激療法とは、脊髄近くのスペースにリード(刺激電極)を挿入し、脊髄に微弱な電気を流すことにより、痛みを緩和させる治療です。
DPCコード | 名称 | 患者数 | 自院の平均在院日数 | 転院率(%) | 平均年齢 | 全国平均 |
---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 10 | 32.8 | 40 | 78.9 | 20.51 |
0400801499×002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) | – | – | – | – | 15.71 |
0400800499x00x | 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) | – | – | – | – | 18.64 |
0400801399×100 | 肺炎等(市中肺炎かつ65歳以上75歳未満) | – | – | – | – | 15.38 |
0400801499×001 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) | – | – | – | – | 13.93 |
診断群分類:病名と治療内容等の組み合わせにより患者さんを分類するものです。
DPCコード:診断群分類を表すコードです。DPCコードの決定に当たっては、主治医が「1入院当たり医療資源を最も投入した傷病名」に基づき、1つだけ選択することになっています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
呼吸器内科で最も多い症例は、誤嚥性肺炎、続いて肺炎、気管支炎の順となっています。
「誤嚥性肺炎」
唾液や食物などが食道に流れず、肺などの気管内に入ってしまい引き起こされる肺炎です。脳梗塞後遺症患者、咽頭の筋肉や嚥下反射が衰えた高齢者に多い疾患です。
「肺炎等」
細菌性肺炎や気管支炎が分類されます。細菌性肺炎とは、細菌が原因となって発症する肺炎を指します。比較的ありふれた疾患であり、日常生活を送るなかで誰でも発症するリスクがある病気です。
細菌性肺炎、誤嚥性肺炎は日本においては、がん、心臓病、老衰、脳血管疾患、に次いで第5位、第6位の死因(令和2年人口動態統計より)として挙げられています。
呼吸器内科で入院される患者さんは、呼吸器系の慢性疾患が既往にある患者さんが多いため、外来主治医が入院後も主治医として全身管理を行い治療しています。
*市中肺炎:日常生活を送っている中で罹患した肺炎。
*A-DROPスコア:4)成人市中肺炎の重症度別患者数等の項参照
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
胃癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 7 |
大腸癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 7 |
乳癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 7 |
肺癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 7 |
肝癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 7,8 |
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者さんの数を、*初発および*再発に別けて*UICC病期分類別に集計しています。Stageが「0」のものは集計対象外です。
【解説】
当院では内視鏡検査、エコー検査、マンモグラフィー検査等を積極的に行い、早期発見で治療に繋げ、病変に応じて、内視鏡的治療、外科手術、化学療法等の治療選択を行っています。
*「病期分類基準」:国際対がん連合(UICC)により定められた、「原発腫瘍の拡がり(T)」「所属リンパ節転移の有無と拡がり(N)」「遠隔転移の有無(M)」によって、がんをStageⅠ~StageⅣに分類するものです。
*「初発」:当院において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
*「再発」:当院・他院を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者さんを診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | – | – | – |
中等症 | 31 | 18.77 | 85.52 |
重症 | – | – | – |
超重症 | – | – | – |
不明 | – | – | – |
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
重症度分類は、日本呼吸器学会、*成人市中肺炎診療ガイドラインの「*A-DROP」スコアを用いて集計しています。ウイルスによる肺炎や、食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎は集計の対象外です。
【解説】
当院では中等症の患者さんが最も多く、平均年齢85.52歳、平均在院日数18.77日です。
*市中肺炎:日常生活を送っている中で罹患した肺炎。
*A-DROP
Age(年齢) | 男性70歳以上、女性75歳以上 |
Dehydration(脱水) | BUN 21mg/dL以上または脱水あり |
Respiration(呼吸) | SpO2<90%(PaO2 60Torr 以下) |
Orientation(意識障害) | 意識障害あり |
Pressure(収縮期血圧) | 収縮期血圧90mmHg以下 |
※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。
軽症:0点の場合
中等症:1~2点の場合
重症:3点の場合
超重症:4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。
不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|---|---|
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 136 | 33.85 | 78.63 | 9.84 |
I63$ | 脳梗塞 | その他 | 47 | 33.09 | 76.49 | 2.73 |
医療資源を最も投入した疾病の*ICD10が脳梗塞の症例を集計しています。
【解説】
脳梗塞の患者数は、発症日から3日以内の症例が136件(平均年齢78.63歳)、それ以外の症例が47件(平均年齢76.49歳)となっています。当院では6割以上の患者さんが、発症から3日以内に来院され治療を開始しています。急性期治療が終了し更なる回復を目指して、院内の回復期リハビリテーション病棟で継続したリハビリテーションもおこなっているため、転院率が低いです。
脳梗塞は高齢化の進展とともに年々発症率は増加傾向にあり、特に心臓由来の脳梗塞である心原性脳塞栓症が増えてきています。加齢とともに心臓の機能が低下し、心疾患が増えてきていることが主因です。他にも糖尿病や高脂血症は脳卒中の原因となる動脈硬化が起きる病気であるため、適切な治療と生活習慣病の改善が重要です。
脳梗塞の治療は、梗塞巣が広がり悪化しないように点滴治療を行います。また、脳梗塞によって失われた体の機能を回復するために、超早期(可能であれば発症当日)からのリハビリテーションを開始していきます。
*ICD10
International Classijication of Diseases and Related Health Problems(疾病及び関連保健問題の国際統計分類-10版)の略称。異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関憲章に基づき、世界保健機関(WHO)が作成した分類です。最新の分類は、ICDの第10回目の改訂版として、1990年の第43回世界保健総会において採択されたものであり、ICD-10(1990年版)と呼ばれています。
現在、我が国では、その後のWHOによるICD-10のままの改正の勧告であるICD-10(2003年版)に準拠した「疾病、傷害及び死因の統計分類」を作成し、統計法に基づく統計調査に使用されるほか、医学的分類として医療機関における診療録の管理等に活用されています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率(%) | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K142-4 | 経皮的椎体形成術 | 21 | 19.24 | 26.33 | 0 | 83.05 |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 20 | 2.95 | 18 | 15 | 80 |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | – | – | – | – | – |
K664 | 胃瘻造設術 (経皮的内視鏡下胃瘻造設術を含む)<内視鏡下> |
– | – | – | – | – |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) | – | – | – | – | – |
入院中に複数の手術を施行していても、主たる手術のみでカウントしています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
脳神経外科では、圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術、慢性硬膜下血腫に対する慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術、内頚動脈狭窄症に対する経皮的頸動脈ステント留置術、経口摂取困難な患者さんに対して胃瘻造設術、脳動脈瘤(破裂、未破裂)に対する脳動脈瘤頚部クリッピング(開頭)が上位5位となっています。
平均的に術後の日数が長い要因として、平均年齢が高く、術後のリハビリ、退院調整が必要となる患者さんが多いためです。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率(%) | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | 移植片または人工物を用いる外鼠径ヘルニアの修復術 | 12 | 1 | 6.5 | 0 | 73.17 |
K7193 | 結腸切除術 (全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術)<亜全切除と所属リンパ節切除> |
– | – | – | – | – |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | – | – | – | – | – |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術 (虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) |
– | – | – | – | – |
K6552 | 胃切除術 (悪性腫瘍手術)<遠位切除> |
– | – | – | – | – |
入院中に複数の手術を施行していても、主たる手術のみでカウントしています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
外科では、鼡径ヘルニアに対するヘルニア手術、大腸がんに対する結腸切除術、胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術、虫垂炎(盲腸)に対する腹腔鏡下虫垂切除術、胃癌に対する胃切除術が上位5位となっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率(%) | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術 (経皮的内視鏡下胃瘻造設術を含む)<内視鏡下> |
29 | 18.45 | 21.14 | 24.14 | 87.03 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 22 | 1 | 17.18 | 9.09 | 79 |
K7211 |
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 |
18 | 2.28 | 2.83 | 5.56 | 73.67 |
K6152 | 血管塞栓術 (頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) |
– | – | – | – | – |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術 (乳頭括約筋切開のみ) |
– | – | – | – | – |
入院中に複数の手術を施行していても、主たる手術のみでカウントしています。
【解説】
内科では、経口摂取困難な患者さんに対して胃瘻造設術、胆管結石・胆管炎等に対して内視鏡的乳頭切開術(結石の摘出も含む)や内視鏡的胆道ステント留置術、大腸ポリープに対する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術、肝細胞がんに対する血管塞栓術が上位5位となっています。
他にも、当院内視鏡センターでは内視鏡を用いた治療を幅広く実施しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率(%) | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(膝) | – | – | – | – | – |
K0461 | 骨折観血的手術(上腕) | – | – | – | – | – |
K0732 | 関節内骨折観血的手術(足) | – | – | – | – | – |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕)<内固定を行なう> | – | – | – | – | – |
K0491 | 骨部分切除術(大腿) | – | – | – | – | – |
院中に複数の手術を施行していても、主たる手術のみでカウントしています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
整形外科では、膝関節症に対する人工関節置換術、上腕の骨折に対する観血的手術、足の骨折に対する関節内骨折観血的手術、前腕の骨折に対する観血的手術、大腿骨骨折に対する骨部分切除術が上位5位となっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率(%) | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(膝) | – | – | – | – | – |
K089 | 爪甲除去術 | – | – | – | – | – |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術を含む)<内視鏡下> | – | – | – | – | – |
K142-4 | 経皮的椎体形成術 | – | – | – | – | – |
K1742 | 水頭症手術(シャント手術)<VPシャント> | – | – | – | – | – |
入院中に複数の手術を施行していても、主たる手術のみでカウントしています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
リハビリテーション科に分類される手術は、急性期病棟で実施し、回復期リハビリテーション病棟で更なる回復を目指した症例が分類されています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率(%) | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K1901 | 脊髄刺激装置植込術 (脊髄刺激電極を留置) |
– | – | – | – | – |
入院中に複数の手術を施行していても、主たる手術のみでカウントしています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
麻酔科では、主に慢性疼痛に対する脊髄刺激装置植込術を実施しています。脊髄刺激療法とは、脊髄近くのスペースにリード(刺激電極)を挿入し、脊髄に微弱な電気を流すことにより、痛みを緩和させる治療です。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – |
播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率を集計し、入院の契機となった傷病名と「同一」か「異なる」かの内訳を示しています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
当院は、入院の契機となった傷病名と入院中に医療資源を最も投入した傷病名が当院は「同一」が多い内訳となっています。
手術や処置、検査等を行う際には、合併症を起こさないように細心の注意を払い実施しています。起こり得る合併症については、事前に説明した上で、同意をいただくよう努めています。
- 2021/09/13
令和2年4月1日から令和3年3月31日までに当院の一般病棟を退院された患者さんの人数を10歳刻みの年齢階級別に集計しています。年齢は入院時の満年齢です。90歳以上は1つの階級としています。
【解説】
症例数が10症例以下は、患者さんが特定され得るため表示していません。
当院の入院患者さんは、60歳以上の占める割合が全体の91.41%、70歳以上が79%、80歳以上が54.26%と、入院患者さんは比較的高齢の患者さんが多くを占めています。