医療安全全国共同行動“いのちをまもるパートナーズ”への参加を宣言
このプロジェクトは、平成20年5月から2年間をキャンペーン期間として、全国の病院が自主的に参加登録を行い、地域の病院が互いに協力しながら、医療の質・安全の確保と向上をめざす組織的な活動を実施し、参加団体は活動の効果的な実施に必要な支援を提供する取り組みです。
現在、食の安全・国民生活全般の安全が揺らぐわが国の実情から考えますと、特に国民の健康を
守る医療の安全は、最も重要で確実性が求められるものです。
医療安全全国共同行動がキックオフされ、当院も医療安全をより確実なものにするため、積極的に参加しております。
医療において発生する有害事象を少しでも減らすことが出来れば、医療によって不幸にして失われてしまう尊い命を守ることが可能です。
しかしながら医療は100%安全という訳ではないことも事実です。つまり有害事象の中には、不可抗力と言って、本来誰もが避けられないものも多く存在します。
今回の共同行動は、医療過程で生じる有害事象の中で日常業務の中で回避可能なものを少しでも減らすことが出来ればと考え、その上で不幸にして失われる命を、可能な限り減らす事が目的です。
そこで、我々も日々の診療で出来得ることの中より、確実性の高いものを選択実行したいと考えております。
その上で、医療安全を継続・維持することが最重要課題と考えております。
また、このためにも、患者さま・市民の皆さまも積極的に参加していただくことが大切な点と考えております。
院長 中原成浩
現在、当院では以下の項目に取り組んでいます。
危険手技の安全な実施<経鼻栄養チューブ挿入時の位置確認の徹底>
○医療機器の安全な操作と管理<輸液ポンプ・シリンジポンプの安全管理>
○患者・市民の医療参加<「安全は名前から」(患者と医療者の協同によるフルネーム確認)>
医療安全全国共同行動(日本版)とは?
2004年に米国で行われた“10万人の命を救え”キャンペーン(米国の病院が医療安全に関し自主的に参加・改善に取組み、入院中の死亡数を減らすことに成功した)を受け、医療の質・安全学会が中心となって平成20年5月より開催されています。
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